猫の高分化型リンパ腫
以下
http://www.daktari.gr.jp/disease07.html
より引用
「猫の高分化型消化器型リンパ腫」は、猫のリンパ腫全体の10-13%を占め、中高齢の猫において良く遭遇します。
なお、猫のリンパ腫では猫白血病ウイルス(FeLV)の感染が発生に関与するものがありますがこのタイプでの関与は否定的です。
一般に腫瘍細胞は未熟(未分化)なほど細胞の分裂、増殖のスピードが速く悪性とされています。「猫の高分化型消化器型リンパ腫」は文字通り、消化管に限局したリンパ腫細胞の増殖があり、その腫瘍細胞は比較的成熟(=高分化)し、増殖活性の低い傾向にある腫瘍です。このため慢性かつ緩徐に進行する消化器病といった特徴を示し、初期症状に気付きにくく見過ごされてしまうことが少なくありません。
しかし、他の多くの腫瘍と異なり、適切な治療を行えば85%以上の確率で症状の改善が得られ、良好な予後が得られると知られています。
完治は困難ですが、早期発見と適切な治療によって寛解=生活の質を落とすことなく寿命を全うできる可能性があるのです。
我が家の咲桜(さくら)ちゃん、現在9歳と4ヶ月足らず、この高分化型リンパ腫で闘病中です。
高分化型リンパ腫の半年くらい前から胆泥症も患っており、二足のわらじ?です。
咲桜が発症するまで、この病気のことは全く知りませんでした。
昨年夏頃かかりつけ医に見つけていただき、お腹を開いて生検も行いました。
1年と少し経ち、抗がん剤やステロイド投与で、かなり安定した状態を保っています。
まだ寛解状態とは言えないかも知れませんが、体調自体も悪くはなく、見た目は元気いっぱいで、後輩にゃんこ璃桜(りおう)と走り回っています。
若干食べムラや食事の好き嫌いなどがあり、いっぱい食べる時とあまり食べない時がありますが、体重の減少は多くて100gくらいで収まっており、減ったりまた元に戻ったり、と言った感じです。
完治しないと聞いた時は、絶望のどん底でしたが、SNSで、寛解し天寿を全うしたお子のお話も伺ったので、何とか気持ちを切り替え、寛解を目指して一緒に歩んでいる最中です(*・ω・*)